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zoom RSS 『続・悩む力』(姜尚中)

<<   作成日時 : 2012/09/08 18:36   >>

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前著の『悩む力』は90万部突破だそうですね。本著が発売されて、さらに販売部数をあげているかもしれませんね。

内容としては前作に似た感じとの印象です。しかし、前作と今作の間に、われわれは東北大震災を経験しました。そのため、この悩む力シリーズはさらに強くうったえかけてくると思います。

お金、愛情、仕事がそこそこ満たされて人生をまっとうするという、これまでの「幸福論」は一般の人にはハードルが高いものになりつつあります。この「幸福論」の終わり、時代の閉塞感に対して、我々は何にすがって、どこへ向かえば良いのか、がテーマです。

テーマが壮大なので、文学から夏目漱石、社会学からウェーバー、精神医学からV・E・フランクル、宗教学からウイリアム・ジェイムズなどの同じ悩みを考えてきた巨匠の知恵も拝借しようということです。

姜尚中さんは本著の中で、考えるヒントとして、いくつかのポイントを提示してくれています。

まず、カナダの哲学者チャールズ・テイラーの言葉を借りつつ、現代のネット社会が「直接アクセス型社会」だということ。それは、目標とするもの全てに個人が直接にアクセスできるので、全て自分で判断選択しなければいけない非常にしんどい社会です。そのため、個人志向でありながら、人に頼る他人志向にならざるを得ない。

次に、ナンバーワンではなくオンリーワンに代表されるような、ホンモノ(自分)探しの波がきているということ。これには三段階の経緯があり、第一次は18世紀末のヨーロッパのロマン主義時代、第二次は1960年代後半の学生運動、第三次が現代のホンモノ探しというわけです。

さらに、上述の悩みの解消には、これまでは宗教が活躍していましたが、現代でのその役割は科学であるということ。そして、先般の東北大震災がその科学の信頼度を揺るがしたというおっしゃっています。

ですが、やはり最後には、フランクルにたどり着くということでしょうか。人はいかに生きるべきか、答えのない問題に思えてならないです。

そういえば、姜尚中さんは前著にて、「人間が働く最大の理由は、他者からのアテンションを求めるゆえ」だとおっしゃっていましたところ、本著では「病気や失業中の人もアテンションを受けることがあるのだ」を追記したかったようです。ここも姜尚中さんが特に言いたかったポイントっぽいですね。。。

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